
構築にあたり
今回数年ぶりのQNAPを再構築したので備忘録として残しておくことにする。
準備した機器は
TS-453D-4G
バラクーダ ST8000DM004 2本
これをRAID1で組むことにする。
HDDはいわゆるNAS用(耐久性などが高い)ではなくPC用を使用する。
理由は主に
- 耐久性はNAS用HDDにしても壊れるときは壊れるのでRAID1とバックアップでカバーできる
- 使うのは自分一人でIO性能を要求することが少ない
の2つ。
通常はNAS用途では故障しにくいNAS用とHDDを選定するのが良いとされている。
性能も同時アクセスはなくほぼ自分だけ、という状況なのでビジネス向けにカテゴライズされるTS-453Dは今回用途ではオーバースペックであるとも言える。
なお、HDDベイを余らせているのは今後の増設を見越して。
構築のゴール(QNAPでやりたいこと)
今回の構築での最終目的は以下6項目。
- データの保管庫+LAN内アクセスできること
- 外出先からスマホでNAS内の音楽を聴く(バックグラウンドで)
- 外出先からスマホでのNAS内の動画を観る(低帯域下でも)
- 外出先からスマホでNAS内の画像も見る
- スマホのデータを自動バックアップ
- 外出先からスマホ・パソコンでデータアクセス(VPN予定)※優先度低
QNAPは仮想化ハイパーバイザーとする機能もあり、以前は仮想OSでLinuxなどを動かしていたが、今はやめてしまったのでメモリも増設せずに4Gのまま構築する。(最大は8Gなのでたかがしれてはいるが)
上記6項目ができればひとまずゴールとする。
その過程でデータの移行や必要な設定も加えていく。
最近パソコンを持ち運ぶことはほとんどないので一番下のVPNは少し後回しになるかもしれない。
なぜ今NASなのか?時代はクラウドじゃないの?
世の中クラウドに向かっていてストレージサービスもGoogleやMicrosoftはじめ多数提供されているが、これらは基本的にはPC内データのバックアップとして提供されているもので、NASの代替ではないと考えているので利用は考えていない。
その他自分的デメリットとして考えられる点は以下
- 単純に所有データが多いので容量不足(主にデジカメ画像、動画など)
例えばOneDriveプレミアムの1TBでは足りない - ローカル利用ではインターネット越しになりパフォーマンスが低下する
- 結局バックアップとしてローカルにもデータがないと怖い
- ガジェットが好き(そこにあれば満足する)
3年後、5年後はまた状況は変わってくるのだろう。
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